《MUMEI》

沈黙が耳にながれる








でもすぐに溜め息が奥できこえた









「…わかったよ。そこから大通りに出て―――――……」








あきらめたように私に道を教えてくれた。










そのどれもが明るい道だったから、気をつかってくれたんだと思う









こんな あたたかい人 しらなかった








私の世界にはいなかった人











途中でスーパーに寄って、いろんなものを買った






うかれちゃって 忘れてたんだ











一之瀬君ちの事情を

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