《MUMEI》 帰ってきてすぐ、私は中学校に向かった。 勿論私が通ってたところ。 なんだかなんにも変わっていなくて、すごく嬉しかった。 涙は出ない。 「こんにちはー。」 職員室に行ってみたら、土曜だと言うのに先生がいた。 でも、私が知ってる先生は二人しかいなかった。 「久しぶりです、先生。」 でも、その内の一人が私の前の担任だったので、すごく嬉しかった。 なんだか自分が素になれて、はしゃいじゃった。 それで、思い出した。 中学から高校卒業までずっと好きだった人がいたこと。 ふと、急に。 会いたくなった。 あー、まだ小学校行ってないんだけどな。 前へ |次へ |
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