《MUMEI》
突然に
この間の出来事を忘れた訳ではないが、菜々は今日もカフェにバイトにいった。カフェに入ると数人のお客さんとなんと速水さんと佐山さんがいる。ちょっと気まずいなと思いながら菜々はふたりにあいさつをした。「おはようございますー」「あっ!ご苦労様〜菜々ちゃん★」と速水さんがいった。「…。」佐山さんは無言だった。なんとか言えよと思いながらも、まぁ押さえて速水と話出した。「今日はお客さん多いですかねぇ?」「あー今日は多いかもね。金曜日だし。」と速水さん。他愛のない会話だけど、速水さんとするのはなんだか楽しかった。佐山さんは相変わらず菜々の事をみようとしない。よほど嫌なのか。目も合わせることがない。まっいっかと思いながら菜々は更衣室に着替えに行く。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫