《MUMEI》 「ありえない、直樹が」 あの、地味そうな女にとられるなんて 「じゃあ、私行くね」 「ああ」 わたしは、アスファルトを歩き出す。 すると、園芸の花壇がかさかさとかすかに音を立てた 「なに、野生の動物」 気になって、花壇をみやると 「この糞アマ」 「ひゃ、なに」 「あんた、よくも私の直樹に手を出してくれたなああああ」 「きゃあああああ」 その、花壇の物音の正体は ホラー映画に出てくる ゾンビの仮装をした 女の子だった 「襲われるたすけて、なんでゾンビがいるのよまさか学校の花壇が バイ○ハザー○の世界と提携してたなんて」 私は、何が起こるかわからないから とりあえず殺されないように教科書を頭にのせた。 「!、襲われないなんで」 前へ |次へ |
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