《MUMEI》
後輩と私
「まあ、つまりお前にはない魅力がこの子にはあるってことだ」
「ありえない、見た目も完璧、スタイル抜群のこの私がそれに見た目だけじゃないわ性格だっていいじゃない」
涙ぐむまで、藤井を説得する姿を見ていたら
すごく藤井に思いを寄せてることがわかる
「猫かぶりちゃんは萌えませーん」
「な、あ、ありえないわ」
「ちょ、私だってあんたに興味なんてないんだからね」
ありえない、狂い出したのはすべてこいつのせいだ
こいつさとここで出会わなければ
今頃、私の高校生活は
勉強熱心、成績優秀、品行方正の
エリートだったのに

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