《MUMEI》
慟哭と被害妄想
「きゃああああああああああいやあああああああああああ」
誰かに殺されようとしている
少女がいる
「お前は、早く死ねええええええ」
「なにごと」
私は、怪しい古ぼけたスナックの路地裏に出る
「きゃああ、殺さないで」
「え」
私が、見たのは本当の殺人現場ではなく
ある少女の一人芝居というか、でも
芝居でも、ごっこでもない
どこか
ほんとうのようだ
「・・・」
「なに、見てるのよ」
「・・・・・・・」

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