《MUMEI》
後悔してまた後悔
そして3ヶ月たった今

『ふー、あの時に呼び止めとけば良かったな…』


煙草に火をつける


『次のチャンスがあるって…?なかったじゃねぇか…』





最初は涙が出なかった

死んだと言う実感がなかった


死体を見たとき

【あぁ…、そうか…本当に死んだんだな…】
彼女の死を現実の物として捉えた


涙は止まることなく流れてた


ユウキは涙を流したと同時に失神したらしい

後に友人から聞いた

天井を見つめながら一人呟く


『即死だったってのが唯一の救い?はは…、死んだ人に救いなんてねぇーだろうが』


ユウキはルナを殺した相手を憎んではいなかった


…………


一番に自分を憎んでいた…


あの時、呼び止めとけば…、一緒に食事をしなければ…、バイトが早上がりにならなければ…、自分と出会わなければ…


こんな事にはならなかったんじゃないか?

後悔しても後悔しきれなかった…



『あー、やる気が起きねぇ…』


静かに布団の上で横になった

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