《MUMEI》

「ねえ、男バス男子」
「おお、明日香ちゃん」
「なんだい、先輩ならみかけてないぜ」
「藤井先輩に興味はないのねえ、ちょっと頼みごとがあるんだけどいい」
明日香は、ワイシャツのボタンをすべて外した
「もし、あの女を懲らしめることに成功した暁には
あんたたちは私とセックスできる」
「うおー、明日香茶ああああああああん」
「この以来受けて立つぜ」
男バスの同級生たちは明日香の頼みごとと、すばらしい褒美で
まるで、燃え盛る火のように
興奮し、鼻息を荒くしていた
「ふー男って本当に本能のままね
私みたいにもっと賢く生きないと」
明日香は、フッと、ずるがしこい子猫のように
すまし顔で
作戦に期待した

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