《MUMEI》 カフェテリアバイトを始めてから少したつけど相変わらずバイトは楽しい。今日も元気にバイトに向かう。すると浅野さんと店長が話をしていた。「お疲れ様です〜」というとふたりはドキっとしたように菜々のほうをみた。どうしたのだろうかふたりらしくないなと思った。ふたりの雰囲気が妙だ。 まっいいかと思い、更衣室に向かう。すると「おいっ」という声が聞こえた。 振り返ると…。 佐山さんだ。 「なんですか?」と菜々がこたえると、佐山さんが「調子に乗ってんじゃねぇぞ」といった。 まったくもって意味が分からない。 「調子に乗るも何もただのバイトなんだから関係ないじゃないですか」といった。すると佐山さんは強引に菜々の手を引っ張ると自分の体に抱き寄せた。「きゃっ」というとまた強引にに唇を合わせようとした。菜々はドンッと佐山さんを突き倒すと更衣室の方へ走っていった。 前へ |次へ |
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