《MUMEI》
部活
少し慌てて家を出る
「11秒遅れ〜」
腕時計を見ながら烈が言う
「ごめんって」
「部活、どうする?」
「やるよ」
「…やった〜!!ありがと〜」
由香が書類を突き出す
部活の申請の書類のようだった
「サインしてっ」
指さされた枠をロクに見ないで名前を書く
「ぶちょーけってーい♪」
「え…」
「俺が!?」
あまりの驚きで俺の勇が出てきてしまった
「俺?」
「なんで僕なの…」

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