《MUMEI》 信じる更衣室に辿りついた菜々はものすごくドキドキしていた。「なんで佐山さんにっ…。」顔は真っ赤だった。佐山さんがあんな事をするなんて思いもよらなかった。急にあんなこと…。 もう自分が佐山さんにどんな風に思われているのか全然分からなくなってきた。佐山さんは菜々の事が好きなのか?それとも嫌いなのか?そんな思いが頭から離れないでずっと渦巻いていた。いやだ。こんな風になるなんて考えてもいなかったのに…。 取りあえず制服に着替えて準備しないと遅刻してしまう。いそいで着替え始める菜々。そしてカフェに行くといつもと何ら変わりなく蛋白に働く佐山さんの姿が見えた。さっきの事件があっただけに顔がまともにみれない。みれるはずがないのだ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |