《MUMEI》 「これで、すべてを証明できるでしょう」 謎の少女は、血痕が大量についた刃物を私に向けた 「はあ」 「なに、引き下がってるの私が怖いのあなたなら、私を隔離病棟に永遠と閉じ込めておくことぐらい 簡単でしょうに」 「・・・」 「ねえ、どうせ、私には誰もいないもの 私が犯罪を犯しても 保証人はだれもいない 私は、更生できないから」 「とりあえず、落ち着いて」 「いや、私はあなたを殺す」 「はあ、」 「あなたは、あなたがママにママにママに 見えるの」 すーと、ただ空気だけが惨劇の隔離病棟に 通り抜ける 「ママって」 「ママ、早く死んで」 少女の目は 先ほどのはかない、なにかに追われている怯えている 視線ではなく 明らかに、私に殺意の意思を込めていた 前へ |次へ |
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