《MUMEI》
巷では味音痴カフェ
俺は、つい先月喫茶店というしゃれた店をオープンした。
「いらっしゃいませー」
見た目は怪しくもなくむしろアンテークチックな
雰囲気が、中高生や大学生はたまた
上流階級家系のマダムやジェントルマンまで
通い詰める一方だ
「あの、パンケーキいいですか」
「はーい、オーダー入りまーすパンケーキひとつ」
ただ、ひとつ問題が
それは、
「できましたー」
「はーい、お待たせしました
パンケーキでーす」
「あら、個々のお店近所の奥様達の口コミでね
一度は食べてみたかったの」
と、一人の高級マダムは言う。
だが、マダムよ
ここは、どこぞの百貨店の喫茶ではなく
味覚音痴のシェフ
一部物騒な恰好をする店員
「きゃあああああああああ」
そう、問題児が多く集まる
あの、某三ツ星ガイドでさえも
舌を痺れさせる
問題児が多く集まり
トラブルを引き起こす
そう、それが
レストランテオアシス

次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫