《MUMEI》

かれこれ、豪徳寺の説教が数時間続いた。
「ったく、うちのカフェの売り上げが下がっているのは
あの子らが原因よ」
今月も、経営費はかなりの大打撃を受け、赤字だ。
「ふーうちの店員は」
豪徳寺は、大きなため息をつき
「あいつらを筆頭にろくな奴らがいないの味覚音痴の竹達、
なんでも、メニューを平らげる安西全くろくでなししかいないのよこのままだと
ますますデストランテオアシスは
デッドランテデスの名前になるわよ」
こうなったら、最後の切り札を使うか。
「バイトを募集する」
「え?、でもバイトってまた安西のような変な子が入ってきたらどうするの」

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