《MUMEI》

この、二人きりの気まずい空気はどうにかならないものかと
俺は、望んだ、だが今日の面接はこの女の子だけで
「で、志望理由は」
「私は、世界の神だと思っている
私は、リア充が嫌いだ
この世のゴミとすら思っている
だから、まずこの神が支配するのは
リア充の巣窟である
喫茶店を支配することだ」
この子の言いたいことはあまりわからない
お前は廚二病かとツッコミを再び入れたくなった
「では、年齢は」
「十億歳だ」
「じゃあ、どこの高校にかよっているのかな」
「知らん早くこの尋問という地球人が
大好きな自分を高らかに誇示するという
へんな、儀式はそろそろやめんか」

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