《MUMEI》

「凛ちゃん大丈夫」
「あ、うんまあ」
「凛、あんたぎゃくた」
「ううん虐待なんて受けてるわけないじゃんね受けてたらもっとひどいってあたしの帰りが遅くて
喧嘩したのそしたらさ、高級なワイングラスが割れて」
凛は、よく平気でいるなと思う
だって、このかっこは喧嘩にしても酷いし
体育の更衣の時も
よく青紫のあざが複数みられる
楽しそうに話してる凛はいつの間にか
姿を消していた
「よく、耐えられるよね凛は強いよ」
「うん、あのさ私のお母さんがこの間凛のお母さんが物騒な人と一緒に
スーパーに来ったって言ってた」
「あと、近所のおばさんたちがお母さんは麻薬すってる」
「どうしたの」
「いやなんでもないよ」
「ね」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫