《MUMEI》

それから、昼休み
「凛、またお弁当無いの」
「それが、私今ダイエット中で」
「凛は痩せる必要ないでしょ」
「そうだよ」
ああ、やっぱりこれも家庭の影響か
「ほら、あたしのパン」
「いいよ、いいよそんな」
そんな時担任が来た
「野上さんあなたまたお弁当を」
「いや、そのお母さんの仕事の都合で」
担任は、凛の腕の傷をまじまじとみると
「野上さん、あとで生徒指導室へ」

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