《MUMEI》

もとより、どこにでもいるごくごく平凡でスケベな男子高校生であるおれの肉棒は痛いくらいに勃起し我慢汁が溢れている。

請われなくても月子にブチこんでやるつもりだ。

ただし「どんな変態的なお願いに対しても拒否権はない」となれば、ナニをどこにどうブチこむかはおれ次第。

今期アニメナンバーワンロリキャラの筒隠月子が相手だからこそ、お行儀のいい正常位セックスじゃあつまらない。

おれは上半身を起こすと、一見、無表情でペニスの挿入を哀願する月子を見つめ、言った。

「ごめん。今夜、月子のおまんこにチンポは挿れられないんだ」

「そんな……先輩は変態さんなのに……それはやっぱり……私の胸が小さいから……気に入らないですか。そうですか……」

表情を失った女の子のはずなのに、おれの言葉に絶望し、いまにも泣き出しそうなのが手に取るように分かる。

なんて儚くて愛らしい少女なんだろう。そんなにおれのチンポが欲しいの?さすがはおれの嫁!すかさずフォローを入れる。

「おまんこには挿れられないけど、でも、月子のその可愛いお口にブチこんであげるよ。フェラチオ、できるよね。処女だけど激しいフェラ、できちゃうよね?ね?」

月子は、胸が見えるよう上半身だけはだけさせた、赤いタータンチェックの制服姿で、ぽーっとした顔をしておれをみつめている。

ひょっとして、「フェラチオ」って言葉の意味が分からないとか?

おれはベッドに腰掛け、筒隠月子をその前に跪かせると、ちょこんと飛び出た可愛らしいおさげ髪をわしづかみにして、怒張した男性自身を下着越し、少女の艶やかな唇に押しつけながら説明した。

「フェラチオっていうのは、男のおちんちんをおまんこじゃなくお口に挿れることなんだ。月子のお口まんこでおれのことを気持ちよくして欲しい。今夜は月子のお口まんこに全てを吐き出したい気分なんだ」

「お口で……その……を……りょ、了解しました……やっぱり……やっぱり先輩は……どうしようもないスーパーウルトラ変態さんですね……安心しました」

おれは「安心しました」という予想外の反応に苦笑しつつトランクスを脱ぐと、悲鳴を上げそうなほど勃起して青紫色の血管が浮いたペニスを、月子の唇の数センチ手前に持って行った。

が、変態紳士たるもの、いきなり口の中にねじ込むことはしない。

躊躇する少女の眼前にこうやってチンポを突き出し、自分の意志で、自分から咥え込ませる。その瞬間、局部に感じる吐息、温もり、征服感――これぞ至高なのだ。

「さあ月子、始めようか。手を使わずに、お口だけでやってごらん」

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