《MUMEI》

「月子、変態ついでに、おれの乳首もイジってくれるかな。口だけフェラを続けながら、両手でさ。おれも月子のちっぱいイジるから。そうしたら、一緒に気持ち良くなれるよ」

人によって意見が異なるかもしれないが、男にとっても乳首はれっきとした性感帯だ。

少なくともきちんと開発すれば、乳首だけでイクことはかなり難しいにしても、それ相応の快感を得ることができる。ソースはおれ。

反応がないので奉仕に集中しすぎておれの声が聞こえなかったかと思ったが、筒隠月子は「変態さんですね」の罵倒フェラを止めることなく、そのままおれの乳首に両手を伸ばしてきた。

おれは下半身はトランクスを脱いで裸、上半身は寝間着がわりのTシャツを着たままだ。そこで月子は、直接ではなく、あえてTシャツの上から乳首を爪で擦ってきたのだ。

舌での愛撫なら肌に直接がベストだろうが、指での刺激ならシャツ越しがむしろ気持ちいい場合も多い。これはシャツの素材にも左右されるのだが、こんなこともあろうかとそれ用のシャツを着ていたおれグッジョブ。

「ああっ……月子!それ、めちゃくちゃ気持ちいい……!月子に変態さんですねって罵られながら、じゅっぽじゅっぽフェラされながら、乳首イジられるの、マジで気持ちいい……ああ……」

押し寄せる快感の波に耐えきれず、男らしからぬ溜息が漏れてしまう。

けど、あの筒隠月子に「変態さんですね!変態さんですね!」と罵倒されながら、バキュームフェラされ、乳首まで支配されて耐えられる男がどれほどいると言うのだろう。

おれは左手だけで月子の乳房をこねくり回しつつ、おさげをゆらす頭を右手で後ろからガッシリ掴む。フェラのストロークにあわせて一心不乱に腰を振った。

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