《MUMEI》
幼馴染みの福来フユカは詰問する
「ど、ど、どうしておまえがここにいるっ!?」

おれは寝込みを急襲され、朝から絶叫する。

「そのセリフは死亡フラグだよ!あーくん!」

特殊部隊よろしく、セーラー服の少女がおれの部屋に突入してくる。

止める間もなくベッドに飛び乗り、おれの身体を跨いで窓とカーテンを開け放つと、素早く方向転換してフローリングの床に着地した。

5月の朝の新鮮な空気が、部屋に流れ込んでくる。うっ……少し肺に入った……。

つーか、朝日が眩しい……眩しすぎる……眩しすぎて……マジ堪忍してつかぁさい……。

昨晩は窓の外が白み始めるまで「おれの嫁」との行為に耽り、つい2〜3時間前にやっと床についたばかりだった。

ちょうど眠りが深くなってきたところで、腹のあたりに重たい一撃を感じ、叩き起こされたのだ。

「今晩はあーくん家で闇鍋パーティの日だもん、そりゃ張り切って来ちゃうもん」

セーラー服の少女は鼻をふくらませ、得意気にそう言った。

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