《MUMEI》 「あっという間に中間試験だぞ」など、面白くないとってだし情報満載のホームルームが終わり、1限目の現代文が始まると、おれは今朝のフユカの言葉について解釈を開始した。 まず「おれの嫁」について、思い出せる限りの情報をノートに書き出していく。 1)はじめて「おれの嫁」を呼び出した日 4月11日深夜 2)どうやって呼び出したか 何もしていない 『はたらく魔王さま!』の2話を観終わって、しばらくしてベッドに入ったら、どこからともなく佐々木千穂(ちーちゃん)が現れた。いろんなキャラを意識して呼び出せることに気づいたのは翌週から。 3)これまでに呼び出したキャラクター 佐々木千穂(魔王さま)、由比ヶ浜結衣(俺ガイル)、鈴原泉水子(RDG)、御坂美琴(レールガン)、筒隠月子(変猫) いまのところ、この5人のローテーション。基準は好みと気分だ。 4)「おれの嫁」にしたこと エロいこと全般 それ以外は、試したことがない。 5)「おれの嫁」との会話 エロい会話全般 それ以外に、会話らしい会話はない。呼び出す前は、いろいろと考えていたりするのだが、いざ目の前に「おれの嫁」が現れると、見境がなくなって襲いかかってしまう。しかたない……よな? 6)「おれの嫁」の特徴 従順。可愛い。マジ天使。だがおれの名前を呼ばない フユカのように「あーくん」とも、アラタとも呼ばれたことがない。おれのことを、佐々木千穂は「真奥さん」、筒隠月子は「先輩」と呼んでいた。どうやらこのあたりは作品設定に準拠するらしい。 7)「おれの嫁」とはいったい何か ……と、ここで筆がとまる。 前へ |次へ |
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