《MUMEI》 プロローグこの世には、数え切れないほどの本がある。今の時代、本は、ただ読まれるものだけではない。ある一定の経験を積めば、本の中にある状況、技、物を自分の思い通りに動かせるのである。この能力を持つものを書士と呼ぶ。またその中でも職業としてその力を使っているものも多い。(書士警察など) だが、すべての本にその力があるわけでわない。本によってその強さが変化する。その強さの順番を記しておこう。 1・弱書:一般的に経財書やノウハウ本などと呼ばれる使い道が限られているもの。職人書士がよく使う。 2・準弱書:一般的には、小説、ライトノベルと呼ばれる娯楽本。弱書より少し力を持つが、かなり安く手に入るので書士警察の通常装備として取り入れられている。最もユーザーが多い書。 3・中書:一般的に図鑑と呼ばれるもの。虫や動物、乗り物などを召喚して操るのに使われる。書士警察の特殊書士の装備品。弱書や、準弱書に比べかなり高い値段で取引される。 4・強書:一般的に辞書と呼ばれるもの。書士の中で一部の者しか使えない本。単語を組み合わせることで思い通りの力を使える。これを手に入れるためには、書庁に行き、申請登録をしなければならない。狂書とも呼ばれる。 5・神書:一般的に百科事典と呼ばれるもので書庁長しか使えない。 なお、書士は、自分の書を書庁に登録しなければならない。そのため、もし何か書で悪事を働いたのならば、その書がわかるので、持ち主も把握できる。なおその書士には、厳罰を与えることが書庁には許可されている。 次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |