《MUMEI》 洋館洋館への途中の道にて 「写真とか撮るんすかね?」 「え、高尾視えてないのか?」 小声で伊月と高尾が話す 「視えてるっすよ」 「…、よく冷静でいられるな」 「伊月サンも同じでしょ?」 「まあ、他のみんな視えてないみたいだし 何にも無ければいいんだけどな」 「そうっすねww」 他のみんなも雑談しながら進んでいる 10分歩いたころ洋館らしき屋根が見えた 窓の数から三階位の様だった 勿論、暗い 桜井が震えて、 「何かいません?」 「ダイジョーブやて、 目ぇ良いコンビおるしな」 「…スミマセン(何かいたなんて言えないですね わかってるくせに…)」 ニヤニヤした今吉とへこむ桜井 傍からみれば今吉がいじめているようにしか見えない 「高尾〜、お前先頭な」 「宮地先輩、かわいい後輩を行かせるんですか?」 「どこがかわいいんだ、轢くぞ?」 「じょーだんっすよ、高尾ちゃんが行ってきますよ」 全員で扉の前に立つ 「行きますよー」 ぞろぞろと洋館へ入っていく 最後に劉が入ると扉が音を立てて閉まった 「暗いからまだ開けとけ」 「勝手に閉まったアル」 劉の一言でみんなが焦る 笠松が確認すると開かないと首を振る 「せっかくだしちゃんと探索していきましょ?」 みんな仕方ないと一階の端から部屋を見ていくことにした 前へ |次へ |
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