《MUMEI》
(半年飛んだけど)冬ですね
長期間、放置していましたが感想ノートに書いて頂いたので復活させます!

キャラ設定が曖昧ですが……。

季節は冬。
町は雪でうっすらと白に染まり、近所の子供たちは雪で遊んでいた。

その様子を店の窓ガラスから覗いていたミアがカウンターの中にいるクレハに言う。

「クレハさん、雪ですよー」

「あぁ、そうだな。」

もちろん、雪で騒ぐのは子供ぐらいなもので。

「クレハさん、雪で遊びましょう。」

「……はぁ?」

「行ってきなよ、兄さん。どうせ忙しいピークは過ぎたんだから。」

3時のおやつタイムが過ぎ、店には数人の客しかいない。

「クレハさん行きましょー♪」

「……30分だけだからな。」

「いってらっしゃーいっ」

シンラが満面の笑みで見送った。
対象的にミアになかば引きずられるように店から出るクレハの表情は沈んでいた。



* * * * *
ーさくらやの近くの公園ー

近くの子供達がわいわい騒いでいる。
雪だるまを作ったり、雪合戦をしたり。

「雪だるま作りませんか?」

「おー、やるからには特大だなっ」

近くの雪を集めながらクレハが言う。

「わたしは上部分を作るのでクレハさんは下部分をお願いします。」

「任せとけって」

ミアも雪集めをし始める。


ー20分後ー

「このままさくらやへ持って行きましょう♪」

それなりに大きくなった2つの雪の玉。
運べないサイズではなかったのでクレハは言われたとおりにさくらやの前まで運ぶ。

「あとはわたしに任せてください♪」

どうやらミアは顔を作るのを自分でやりたいようで、クレハも寒かったのでミアに任せることにした。

「じゃあ、中にいるから。」

そういってクレハは店の中に入る。

* * * * *
「おかえり、兄さん。」

相変わらずの笑顔で迎えるシンラ。

「ミアは雪だるまの顔をやりたいんだと。」

2、30分の間にさっきまでいた客は居らず、店内にはシンラただ一人となっていた。

「お疲れ様。ココア飲むでしょ?」

シンラ窓側の席にココアを淹れて置く。

席についたクレハは外をぼんやりと眺めている。

視線の先には一生懸命に雪だるまに石や木の枝で顔を作っているミアの姿があった。



後で雪だるまの顔を見るとクレハに似ていたとか。

* * * * *
ひさしぶりに書いたので口調と設定があやふやですが……。

あ、0時過ぎたw
では♪如月雛菊でした!

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