《MUMEI》
【大晦日】黒バス短編
宮高でとの要望につき宮高小説。
色々捏造&キャラ迷子&口調行方不明です



2013年12月31日の夜。

テレビはどれも年越し番組ばかり。
高尾は自宅で一人、チャンネルをいじっていた。
恋人である宮地は受験生。
寂しいから会いたいなど言えなかった。

年末恒例の某歌番組にチャンネルを変え、ケータイをいじる。


着信履歴は……なかった。

「やっぱ、忙しいもんなー」

高尾はケータイを見ながら呟く。
そして自嘲気味に笑う。

「さて、もうすぐ年が変わんだなー。」

時計は23:30を過ぎたところ。
その時、インターホンが鳴った。

「こんな時間に誰だ?」

高尾は椅子から立ち上がると玄関の方へ歩いていく。

「はーい、どちら様……」

玄関の扉を開けると言葉を失った。
家で受験勉強中であろう(高尾が思い込んでいただけ)宮地がいた。

「何、黙ってんだ。シバクぞ。」

いつもなら笑って応答できたハズなのに……

目から自然と涙が出てくる
何か喋らないと……そう思い口を開くと嗚咽しか出てこない。

そん状態の高尾を宮地は優しく抱きしめて

「とりあえず中に入れろ、凍える。」

そう言って家の中へ押し込む。

「………で何で泣くわけ?」

高尾をテレビの前の椅子に座らせ、自分はその前に立つ。

「………」

高尾は泣きながら思ったことを途切れ途切れに話しだした。

それを宮地は普段見ないような優しい表情で聞いていた。

「俺は来ないと思われてたんだ?」

静かに頷く。

「そんなに酷くねーし。……ごめんな。…寂しい思いさせたんだし……。」




時計が0時を告げる。


「Happy new year、高尾。」

「Happy new year、宮地さん。」


☆おわり☆

* * * * *
宮地さんの口調迷子……。
何この意味不明な文章と甘々状態……
絶対あり得ん…。

では皆様、よいお年をお迎えください。
如月雛菊でした。

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