ヤト視線 - 無銘文庫

《MUMEI》

ヤト視線

目の前に広がるのはこの村の人たちの亡骸と

赤くて、ぬるぬるしてて、少し鉄臭くて、生温かい・・・

　　　　　　　　ー血ー

俺の体は村の人たちの血で赤く・・・赤く・・・赤く・・・

・・・・ははっ・・・ふはははっ・・・!!!

　　　　　　　　グチョッ・・・

足元に目をやる。そこには赤ん坊の頭があった・・・。

俺が・・・俺が殺したのか・・・?

赤ん坊の目を見る。虚ろな目をしていた・・・

・・・っあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

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