《MUMEI》
スケルトンカメラによる世界{ここから最後
ウィンウィーン…ウィウィウィーウィンジーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッカチ。

「何だよ呼んだか?ジジイ」
ニックは、自分の名前を呼んだ初老の男性に聞いた。
「何がよんだか?だ、ふざけるな!あとわしは、じじいじゃなくてブルと呼べ!」
ブルは顔を真っ赤にして叫んだ。
「ったく、だいたいお前は、まだ自分の書体も決めてないだろが。ほかのやつらはもうみんな書体を決めて書士登録をしとるのに。」
呆れた顔でブルはニックに言った。
「だってよう、まだどんな書体が得意なのかもわからんしさあ……はあ、なんかアドバイスはねぇのかよ?」
「まあ確かに悩むのもわかる。…そうだな、まずは、通常のものでいいだろう。」

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