《MUMEI》 ダメだ。 きっと、もう。 そんな気がする。 ならばせめて。 「ふぅ………ゴホッ…はぁ…。」 出来るだけ呼吸を調えた。 「赤…崎君…。」 意識が遠退いていく。 「……?」 赤崎君が泣いてる。 もう救急車に連絡しても、無理なのに。 ちゃんと連絡してくれてる。 「お……ね…がい…。」 最後だから。 「私の名前…呼んで…?」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |