|
《MUMEI》 「おはよう、長岡君」 「おはよう」 あのころの仲良かった、幼馴染は高校生になり、すっかり他人行儀にもなってしまった。 あの、事件以来遥は目覚めない。 幼馴染の一人、詠子と偶然同じ高等部に進学したが やはり、あのころのようにはなれないだろう 「おーい長岡知ってるかＡ組の山下が彼女で来たって」 「ふーん」 「それがさ、男子サッカーの美人マネージャー入江さんだって」 「へー」 他愛のない、浮かれ話なんてどうでもいい 「たしか、長岡って恋愛とか興味ないのか」 「たしかに、ないな」 「おまえさ、顔はリア充レベルなのに付き合えよ」 前へ |次へ |
|
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |