《MUMEI》

生徒会担当の通称、能登ちゃんが点呼をとりはじめた。


「全員いるねー?」
「はーい」

あまり話したことがない人も多くて、少し緊張する...。蛍ちゃんとこはるがいてくれてよかった。

「じゃあ、まず、今月の活動について入るよー。まずね、あいさつ運動やろうと思ってるんだ。おーけー?」

「いいでーす」
皆そんなかんじの返事をしたけど、不満そう。そりゃ、そうだ。朝早く学校にきて校門であいさつ運動とか嫌すぎる。

「んじゃ、今日から一週間。場所は裏門と正門ね。分担は皆で話合って決めて。あー、と、それ終わったら、今度の委員会の計画を立てといてね。終わった人から解散。全員解散したら、会長、報告よろしく。じゃ、あと頼んだよー」

能登ちゃんは予定を話し終えると、生徒会室を出て行った。

うーん...なんか思ってたより早く終わりそう。部活行きたくないのにな...

「よーし、んじゃ、ちゃっちゃと決めて解散しよーぜ。部活行きてーし」
だが、しかし皆さんは違うらしい。

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