《MUMEI》
好き
帰ろうとすると、佐山さんがひとりで出口でまっていた。誰をまっているのだろうか…。「岩井さん…ちょっといいかな。」
愛美ちゃんは言葉には出さなかったが、とても嬉しそうだった。
佐山さんが
「岩井さんちょっと借りるな。」
と言い、少し離れた所で2人で話をしていた。
しばらくすると愛美ちゃんは戻ってきた。
佐山さんはもう帰ったようだ。
「菜々ちゃん〜!佐山さんが誘ってくれたよ〜!めっちゃ嬉しいよぉ★」
「本当に?よかったね!すごいじゃん。何に誘われたの?」
「遊園地に行こうって言われたんだぁ★友達も誘ってもいいって!」「そっかぁ★まじですごいじゃんか頑張ってねー」と菜々。
「菜々ちゃんも行く?」と愛美ちゃん
「いやいいよ!2人でいって来なよ!せっかく誘われたんだから!」といった。
「そうだね…。じゃあ佐山さんと2人で行ってくるね★」
愛美ちゃんはとても喜んでいた。よかったなぁと心から思った。
しかし…この事がきっかけで、愛美は辛い思いをしてしまう様になってしまう。
まだその事実を2人は知らないでいた。

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