《MUMEI》

「ふー今日の帰りにマジカルガールズかおっか」
俺が、電車の中でついポロリと独り言をこぼした
電車の中がすごく暇でとにかくうじうじして
落ち着かなかった。
そして、俺はその時
「あ、ごめんなさい」
一人の、女の子に恋をしていたんだ
「なに、マジカルガールって」
「はい?」
「聞いたわよ、独り言」
なんだ、清楚可憐な同級生と思えば、うるさい小娘だった。
「ああ、なんだよ」
「なんでもないわよ」

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