《MUMEI》 「おかえりー凛」 凛が家に帰ると、無気力で椅子に座り、白い粉薬を混ぜていた。 「ただいま、なにやってるの」 「ままーうつびょうだからおくすりのんでるのあひゃあひゃ」 母はもはや正気ではなかった。瞳は瞳孔がひらき、ぐったり座る そのうえ、言葉もろれつがまわらず何を言ってるかわからない それに部屋中ここよいというべきなのか、不快というべきなのか 匂いが漂う。 「凛もやってみるあははははは」 「ひ…」 凛は家を飛び出した。 前へ |次へ |
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