《MUMEI》

「さあ、他の皆様も待ってらっしゃいますので…」

オッサンはここでようやく見られてることに気付いて恥ずかしくなったのか

「わかりましたよぅ!!」

ぶちギレぎみに叫んだ

「でも僕は利き腕は右手なんで左手でお願いします!そうでないと仕事に差し障りますので!」

「どちらの腕でも構いませんよ。さあ左腕を出して下さい」

保健師さんはアルコール消毒の綿を構えた

「い、いいですよぉ(語尾ル)」

そう返事しながらもオッサンは腕を出そうとしない

それどころか…

「で!でも左手だと○△×◇!パソコンのキーボード打つときに左手も使うんでs!○△×」

また逃げ口実を垂れはじめた

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