《MUMEI》 「俺は、お前と別れたくない。」 「私は別れたいの。」 「どうして、俺のどこが悪いんだよ!」 「そんなこと言えないよ…。ねぇ、もう帰らせて。」 「俺はお前と別れたくないんだよ。」 彼女は、片方の手をお腹に当てた。 「子供ができたの。もちろん彼との。」 「えっ…。」 俺は無意識に、彼女の手を離してしまった。 「さよなら。」 彼女は、帰ってしまった。 前へ |次へ |
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